頑張っても評価されない。評価は努力ではなく、担当で決まっていました

人事評価で評価されない

頑張っても評価されないのは、頑張りが足りないからではありません。

評価されやすい担当と、そうでない担当があります。
同じ時間、同じ努力でも、置かれた場所によって「いつも頑張っている人」に見えたり、見えなかったりします。

私は大手企業で20年以上働いていて、管理職をしています。
課長や部長という肩書きはありません。
自分がいちばん貢献していると思っても、そのとおりには評価されないという経験を、何度もしてきました。

仕組みが分かっても、評価は上がりません。
ただ、自分の努力が足りないのだと思い込むのは、やめられます。

目次

評価は、頑張りの量とは別のところで決まります

同じ職場のメンバーを見ていて、自分がいちばん貢献していると思うことがあります。

仕事の量も、質も、関わっている範囲も。
それでも、評価がそのとおりになるとは限りません。

理由のひとつは、評価に心象が影響することです。
数字だけで決まるわけではありません。

もうひとつは、担当している仕事そのものが違う場合です。

同じ努力でも、担当が違えば「いつも頑張っている」と見られます

会社が育てたい人

会社には、育てたい人がいます。

そして育てたい人には、そもそも振られる仕事が違います。
成長が見込める分野、会社が力を入れている分野。
そういう担当です。

その担当は、こなしさえすれば評価されます。
目立つ仕事だからです。
注目されている仕事だからです。

同じ時間を使い、同じだけ努力しても、担当が違えば結果の見え方が変わります。
あちらは「いつも頑張っている」と言われ、こちらは言われない。
仕事の中身が、そういう担当だからです。

頑張りの差ではありません。どこに置かれているか、の差です。

評価されないと感じたとき、多くの記事は「アピールが足りない」「スキルが足りない」と書きます。
当たっている場合もあります。
ただ、その前に、担当が違うという現実があります。

評価をつけるのは、人間です

面談で評価する上司

評価は人間がつけます。

極端に言えば、気に入らない人を上げたいとは思わない。
そういうことが起きる余地があります。

私は、気に入られていないわけではないと思っています。
ただ、気に入られるための努力をしているかというと、していません。
ごますりのような、自分が卑しいと感じることまではやらないと決めています。

その分、評価で損をしている可能性はあります。
それは受け入れています。

一度レールを外れると、記録は残ります

競争が激しいため一度レールを外れると厳しい

ここからは、私の場合の話です。

私は、20年以上前に休職しています。
転職した数ヶ月後に、時間外が月200時間を超える働き方で倒れました。

そのとき人事に残った記録は、たぶんいまも残っています。

それが評価に影響しているのかどうか、正確には分かりません。
人事の判断は見えないからです。
ただ、影響がないとも言い切れないと感じています。

確かめようのないことなので、ここは考えないようにしています。

それでも20年いるのは、いずれ報われると思っていたからです

評価に納得できないまま、私は同じ会社に20年以上います。

理由のひとつは、年収です。
評価は上がらなくても、大企業の待遇はそこまで大きくは下がりません。

もうひとつは、いずれ認めてもらえると信じていたことです。
頑張れば報われる。成果を出せば、逆転できる。正しく評価される日が来る。
そう思っていました。

そうしているうちに、あっという間に時間が経ちました。

いまも、その会社にいます。
後悔はしていません。
ただ、待っていれば評価が変わるというのは、ほぼないことはわかりました。

社外の評価は、別の基準で決まります

社内の評価は、担当と心象で大きく変わります。
自分では選べない部分が大きい。

社外の評価は、別の基準です。
どの担当に置かれていたかではなく、そこで何をやってきたかで見られます。
調整を回してきたこと、人を育ててきたこと、仕組みを作ってきたこと。
担当の名前ではなく、中身のほうが問われます。

私はいま、転職を考えているわけではありません。
それでも、自分の仕事が外からどう見えるのかは、知っておいたほうがいいと考えています。

社内の評価が上がらないことと、自分の価値が低いことは、別の話です。

最後に——自分の努力の話と、そうでない話を分ける

頑張っても報われないと悩む人

頑張っても評価されないとき、自分を責めてしまいがちです。
やっぱり自分はダメな人間なのか、と。

ただ、評価には自分で動かせない部分があります。
担当がどこか。誰が見ているか。過去に何が記録されているか。

そこまで自分のせいにすると、責める材料が増えて苦しいだけです。

担当なのか、伝え方なのか、相性なのか。
社内では自分がやるべきことをしっかりとやり切る。
それでも評価されないと感じたら、外の基準で一度確かめてみる。

そう分けておくと、評価が上がらない日でも、腐らずに済みます。

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この記事を書いた人

合気道のまさ|合気道三段

人生のどん底から私を救ったのは、名著を「稽古」のように読み返す習慣と、合気道でした。

このブログでは、名著の知恵を合気道の身体感覚で読み解き、しなやかに生きる「型」をお届けします。

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