他人の一言に囚われない。中村天風と合気道に学ぶ心を自由にする稽古

あの人のたった一言。
ちょっとした態度。

それだけのはずなのに、気づくとそのことばかりを考えている。
本当は一日の中の、ほんのわずかな出来事なのに、なぜか一日全体が重くなる。
数週間、数カ月そのことに苦しみ続ける。傷つき続ける。

あなたもそんな苦しみを味わっていないでしょうか?

目次

持たれているのは手だけなのに

合気道では、よく手首を持たれる稽古をします。

強く握られると、体が固まることがあります。
「動けない」と思ってしまいます。
でも実際に持たれているのは、手首だけなんです。

足は自由。
腰も動く。
呼吸もできる。

それでも、心が「捕まった」と思うと、全身が止まってしまう。
呼吸も止まってしまう。

師範に言われました。
「持たれていないところを動かせばいい」

その通りでした。
何事もなかったように持たれている手以外を動かす。
すると技もかかる。

そのとき、「あ、心も同じだ」と感じました。

中村天風の言葉

「腹の立つことがあろうと、悲しいことがあろうと、瞬間に心から外してしまえばいいんだ。心を積極的にすることをこころがけて、自分の心を汚さないようにするには、気がついたら、すぐそれを拭いてしまえばいいじゃないか」
(中村天風『運命を拓く』より)

腹の立つこと、悲しいこと、そんなことは気に留めなくていいんだよ。
そんなことに囚われ続けなくていいんだよ。

中村天風氏はそう語り掛けてきます。

全部を掴まれているわけではない

嫌な出来事があったとき、私たちはその嫌な気持ちでいっぱいになってしまいます。
でも、それはその日の全体を支配しているのではありません。
ほんの一部なんです。

その言葉だけ。
その出来事だけ。

心まで捕まらなくていい。
そう思えたとき、少し楽になる、ふっと力を抜くことができる。

そして囚われずに動き出すことができる。
合気道で、持たれていない身体を自由に動かせるように。

今日も、自由は残っている

一つのことに囚われないこと。
そのことで「全部がダメだ」と思い込まないこと。

今日という日をそのことで支配されないこと。
持たれていないところを動かす。

その小さな意識だけで、心は少し軽くなる。
今日もきっと、あなたの心にはたくさんの自由が残っています。

今日の稽古

理不尽な言葉や出来事に囚われ、心が立ち止まりそうになった時、自分に言い聞かせる。
「捕まっているのは一部だけだ。心まで捕まる必要はない」と。

持たれていないところは、いつでも自由に動かすことができる。
今日も私は、一つの出来事に一日を支配させない、心を自由にする稽古を実践する。

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感想(157件)



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この記事を書いた人

こんにちは。
合気道のまさです。

「本を読むだけで人生は変わる!」をモットーに名著を紹介しています。

私自身、稲盛和夫さんや中村天風さんなどの本を「稽古」のように繰り返し読んだことで、その思想や哲学を、頭だけでなく無意識のレベルで身につけることができました。

このブログでは、名著のエッセンスを、合気道の身体感覚を交えながらわかりやすく解説しています。

私と一緒に、人生を切り拓く稽古を始めませんか。

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