元旦の朝は、少しだけ空気が違います。
あの凛とした清々しい感じ。
神々しいような気持ち。
特別なことは何も起きていないのに、心の奥がすっと整っている。
でもその気持ちは数日しか保てません。
気づけば、いつもの自分に戻っている。
心があらたまるとき
松下幸之助氏は、著書「道をひらく」の中で、心があらたまることについて、このように述べています。
年があらたまれば心もあらたまる。心があらたまればおめでたい。正月だけがおめでたいのではない。心があらたまったとき、それはいつでもおめでたい。
(松下幸之助『道をひらく』より)
「年が変わること」
それ自体が神聖な出来事のように思えますが、
本当は「心が変わること」が本質なのだと。
礼
合気道の稽古では、道場に入るとき一礼します。
正座をして、静かに頭を下げる。
顔を上げると、さっきまでと同じ自分のはずなのに、少しだけ整っている。
大きく変わるわけではありません。
でも、確かに何かが切り替わっています。
昨日の続きで生きない
もしかしたら、重い気分のまま一日を始めているかもしれません。
昨日の憂鬱を引きずったまま今日を迎えることが普通になっているかもしれません。
放っておけば、昨日のまま。
そのような日々が続いていることにすら、気づけないままなのかもしれない。
そんなとき、朝、ほんの少しだけ立ち止まるようにしてみる。
深く息を吸う。
心の中で、小さく一礼する。
たったそれだけ。
「今日を新しく始める」という感覚が生まれます。
日々是新
心があらたまる瞬間を、自分でつくる。
日付が変わらなくても、自分を少しだけ更新することができます。
それで一日の質は変わります。
今日という日に一礼して踏み出す。
それだけで新鮮な一日を始めることができます。
今日の稽古
日々是新。
心があらたまるとき、それはいつでもおめでたい。
昨日の憂鬱を引きずるのをやめ、朝、深く息を吸い、心の中で小さく一礼する。
今日も私は、自分自身で心があらたまる瞬間をつくり、新鮮な一日を始める稽古を実践する。
■ こちらの記事もあわせて読まれています
- 「こうでなきゃ」という執着を手放す。松下幸之助と合気道に学ぶ、心を解き放つ「自由自在」の稽古
- 成功や強さが「凶器」に変わる時。稲盛和夫と合気道に学ぶ、初心を見失わないための稽古
- 途切れない「気」が次につながる。中村天風と合気道に学ぶ、エネルギーを枯らさない稽古
■ この記事を書くにあたって読み返した本
|
価格:1210円 |

コメント