稲盛和夫と合気道に学ぶ、「素直」の稽古

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本を読むだけで、人生は変えられる

世間は「動け」と言います。

でも、動きたくてもどうしても動けないときがあります。
動けるんだったら動いてるよ、そう思いたい時があります。
そしてたとえ行動したとしても、変われないもどかしさや焦りを感じる。
しかし、多くの人が行動しても変われないのは、自分の中に「正しい軸」がないからなのかもしれません。

そんなあなたに、私は「読め」と言います。
たった一冊でもいい。
たった一行でもいい。
繰り返し読もう、と。

その言葉を血肉に変えて内なる軸が整ったとき、あなたの現実は戦わずして変わり始めます。
名著の魂と自分の心が一体化したとき、無意識レベルで選ぶ言葉、態度、決断がおのずから変わってきます。

今日は、京セラフィロソフィから「素直さ」についてお話してみようと思います。

正しさという名の構え

仕事や日常生活で、自分の考えと違う意見を言われたとき、心の中で反論の構えをとっていないでしょうか。

かつての私はそうでした。
「そうはいってもできないよ」
「いや、こっちのほうがやりやすいんじゃないかな」

そうやって自分の正しさを守るため、相手がこれ以上自分の間合いに入れないほどの固い構えを取っていました。

でも必死にガードしていたのは、自分の正義ではなく、傷つきたくないという恐れでした。
踏み込まれることへの恐怖でした。

自分を守っているつもりで、知らず知らず私は自分の殻にどんどん閉じこもっていたのです。

そして気づきませんでした。
ずっと気づきませんでした。

その構えこそが、いちばん自分を苦しめているということに。

素直さという成長の原点

そんな泥沼から引き上げてくれた言葉があります。

素直な心とは、自分のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。
(稲盛和夫『京セラフィロソフィ』より)


頭を打ちぬかれたような衝撃でした。

なぜなら私は周囲から、「素直な人」と言われていたのですから。
でもその私の態度は「従順」だっただけで、「素直」ではありませんでした。

稲盛さんの言葉と何度も向き合う中で、そのことに気がついたのです。
素直さとは、従順なことでも自分を否定することでもない。
素直さとは、自分をアップデートし続けるための最強の型なのです。

受け止めるという稽古

もちろん今でも耳に痛い意見をもらうことはあります。
一瞬、こころがざわつきます。

けれどもその瞬間、呼吸を整えて、こう自分につぶやくようにしています。
「あ、今、素直の稽古が始まったんだな」と。

相手の言葉を遮らない。
一度、そのまま受け止めてみる。

「自分には見えていない視点があるかもしれない」
そうやって心にわずかな隙間をつくります。

するとあれほど怖かった意見が、自分を磨く最高の教材へと変わっていきました。

合気道と同じです。
力でぶつかれば動けない。
受けて、その力の方向にさばいていけば、むしろ自分の軸は強くなっていく。

調和の中に生まれる軸

この感覚を掴んでからは、私のこころの中から争いが消えていきました。

対決しない。
いなす。

正しさに固執しない。
学びに変える。

そうすると不思議なことに、世界が味方のようにも感じ始めました。
人から何かを言われることが、だんだん怖くなくなってきました。

しなやかな素直さを持つことは、世界と調和することにつながるんだと思えました。

日々の中で磨く

今夜、寝る前にもう一度この言葉を思い出す。

素直な心とは、自分のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。
(稲盛和夫『京セラフィロソフィ』より)

この言葉を何度も繰り返し読み、血肉に変える。

するとある日突然、自分の反応が変わっていることに気づく。
意識せずとも自然と相手の言葉を受け止めている、そんな自分へとアップデートされている。

今日の稽古

否定したくなる衝動は、成長の合図。
その言葉を一度受け止め、自分を磨く力へと転換する。

今日も私は、自分を守る固い構えを解き、世界と調和する「素直さ」の稽古を実践する。

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感想(14件)

 

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この記事を書いた人

こんにちは。
合気道のまさです。

「本を読むだけで人生は変わる!」をモットーに名著を紹介しています。

私自身、稲盛和夫さんや中村天風さんなどの本を「稽古」のように繰り返し読んだことで、その思想や哲学を、頭だけでなく無意識のレベルで身につけることができました。

このブログでは、名著のエッセンスを、合気道の身体感覚を交えながらわかりやすく解説しています。

私と一緒に、人生を切り拓く稽古を始めませんか。

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