松下幸之助『道をひらく』の名言12選。39回読んだ私が選ぶ、仕事で迷ったときの言葉

松下幸之助名言集

仕事で迷ったとき。
失敗して落ち込んだとき。
短い一言に、背中を押されることがあります。

松下幸之助氏の『道をひらく』は、1968年に出版された短い随筆集です。
発行元のPHP研究所によると、発行部数は570万部を超えています。
一編が見開き2ページなので、どこから読んでも、その日の自分に合う言葉に出会えます。

私はこの本を39回読み返し、一節ごとに40本以上の記事を書いてきました。
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その中から今回、仕事で迷ったとき、失敗したとき、人との関係に悩んだときに効く名言を12選んで、場面ごとに紹介します。

名言は、読んで終わりにしない。迷ったときに一つ思い出して、明日の仕事で一つ使う。
そうやることで、少しずつ自分の言葉になっていきます。

目次

迷ったとき、一歩が出ないときに読みたい『道をひらく』の名言

道

1. 道をひらくためには、まず歩まねばならぬ

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。

他人の道が気になって、立ちすくんでしまう。調べても、考えても、道はひらけません。分からないことがあっても、まず一歩を出す。歩いてみて初めて分かることがあります。

▶︎ くわしくは:やってみないと分からない道がある。松下幸之助『道をひらく』

2. 時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう

時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。だが何もせずに待つことは僥倖(ぎょうこう)を待つに等しい。

待つことは、何もしないことではありません。桜は春を待つあいだも、休みなく力をたくわえています。芽が出ない時期こそ、力をためる時期です。

▶︎ くわしくは:芽が出ないと焦る前に。松下幸之助と合気道に学ぶ「力を蓄える」稽古

3. 志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい

志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命をかけるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。

何をしたいのかが決まると、迷いは減ります。松下氏は、志を立てるのに老いも若きもない、とも言います。

▶︎ くわしくは:「勝つ」から「克つ」へ。松下幸之助と合気道に学ぶ、志を立てる稽古

仕事に向き合うときに読みたい『道をひらく』の名言

仕事に向き合う姿勢

4. 仕事というものは勝負である

仕事というものは勝負である。一刻一瞬が勝負である。だがおたがいに、勝負する気迫をもって、日々の仕事をすすめているかどうか。

慣れた仕事ほど、気迫が抜けていきがちです。毎日の仕事を勝負する気持ちで進めているか。自分に問い直したくなる一言です。

▶︎ くわしくは:仕事は勝負!松下幸之助と合気道に学ぶ「真剣勝負」の稽古

5. 何でもないことが何でもなくやれるには、かなりの修練が要る

何でもないことだが、この何でもないことが何でもなくやれるには、やはりかなりの修練が要るのである。

平凡に見える仕事を、平凡に積み重ねる。松下氏は、平凡が非凡に通じるのは、そこから生まれてくるのではないか、と書いています。

▶︎ くわしくは:平凡が、非凡を創る。松下幸之助と合気道に学ぶ「何でもないこと」の稽古

6. 同じことを同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もない

同じことを同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もない。先例におとなしく従うのもいいが、先例を破る新しい方法をくふうすることの方が大切である。

前からのやり方に従うだけでは、進歩はありません。やってみれば、そこに新しいくふうの道もつく、と松下氏は続けています。

▶︎ くわしくは:松下幸之助『道をひらく』は何がすごいのか。合気道に学ぶ、失敗より怖い「くふうのなさ」

失敗したとき、困難にぶつかったときに読みたい『道をひらく』の名言

仕事で失敗した女性

7. 一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと

一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気のつく人間になりたい。

失敗したら、そこから何かをつかんで起き上がる。松下氏は、これを「転んでもただ起きぬ」心がまえと呼んでいます。

▶︎ くわしくは:転んでもただ起きない。松下幸之助と合気道に学ぶ「真剣さ」の稽古

8. 失敗すればやりなおせばいい

とにかく考えてみること、くふうしてみること、そしてやってみること。失敗すればやりなおせばいい。やりなおしてダメならもう一度くふうし、もう一度やりなおせばいい。

考えて、くふうして、やってみる。ダメなら、もう一度くふうして、やりなおす。失敗を前提にしてよい、と思えると、一歩が軽くなります。

▶︎ くわしくは:失敗を前提に工夫する。松下幸之助と合気道に学ぶ「試行錯誤」の稽古

9. 雨にぬれて、はじめて傘の必要を知る

雨の日に傘がないのは、天気の時に油断して、その用意をしなかったからだ。雨にぬれて、はじめて傘の必要を知る。

うまくいっているときほど、次の雨への備えを忘れます。晴れの日にこそ、傘を用意しておく。

▶︎ くわしくは:晴れの日に「傘」を用意する。松下幸之助と合気道に学ぶ、トラブルを未然に防ぐ稽古

10. 心配またよし

憂事に直面しても、これを恐れてはならない。しりごみしてはならない。”心配またよし”である。

心配や憂いは、新しく考えだす一つの転機になる。そう思い直して、正々堂々と取り組む。心配を、前に進む力に変える言葉です。

▶︎ くわしくは:恐怖から逃げず、懐に飛び込む。松下幸之助と合気道に学ぶ「心配またよし」の稽古

人との関係、自分を見つめるときに読みたい『道をひらく』の名言

人との関係に効く名言

11. わからなければ、人に聞くことである

わからなければ、人に聞くことである。己のカラにとじこもらないで、素直に謙虚に人の教えに耳を傾けることである。

経験を積むほど、人に聞きにくくなります。分からないときは、素直に聞く。年齢や立場に関係なく、効く一言です。

▶︎ くわしくは:素直に教えを乞う。松下幸之助と合気道に学ぶ「謙虚」の稽古

12. すべてを他人のせいにしてしまいたいのは、勇気なき姿である

すべてを他人のせいにしてしまいたいのは、人情の常ではあろうけれども、それは実は勇気なき姿である。

うまくいかないとき、人のせいにしたくなるのは自然なことです。そこで一度、自分のほうを振り返れるかどうか。

▶︎ くわしくは:技がかからないとき、受けのせいにしたくなる。松下幸之助「勇気なき姿」

名言は、迷ったときに一つ思い出す

名言を読み返す

『道をひらく』は、一度読んで終わる本ではありません。
私はこの本を何度も読み返していますが、読み返すたびに目に止まる一節が変わります。

迷ったとき、失敗したとき、この12の中から一つだけ思い出す。
それだけで、明日の一歩が少し変わることがあります。

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この記事を書いた人

合気道のまさ|合気道三段

人生のどん底から私を救ったのは、名著を「稽古」のように読み返す習慣と、合気道でした。

このブログでは、名著の知恵を合気道の身体感覚で読み解き、しなやかに生きる「型」をお届けします。

かつての私のようなあなたを、心から応援しています。

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