自分には生きる価値がある。中村天風と合気道に学ぶ、宇宙と「調和」する稽古

中村天風

「自分なんて、大したことない人間だ」
「誰の役にも立てていない気がする」……。

他人と比べて落ち込んだり、仕事や人間関係でうまくいかないことが続いたりすると、つい自分の存在をちっぽけで、価値が低いように感じていませんか? 自分の殻に閉じこもり、トゲトゲしい態度で人とぶつかってしまう。

今日は、中村天風氏が説く「生命の尊さ」と、合気道で体現する「調和の精神」から、自分の価値を高く保ち、自信をもって生きるための心のあり方についてお話しします。

中村天風が説く「生命の尊さ」

多くの人々に影響を与えた中村天風氏は、著書『盛大な人生』の中で、自分自身を卑下してしまう私たちに、このようなことを語っています。

どんな場合があっても、自分の生命の尊さをもう少し標準高く考えなさい。みすぼらしく考えなさんな。そして、この世、この時、この際、人間に生まれてきたのは、人の世の役立つために生まれてきたんだと、こう考え方を変えたらどうだ。
(中村天風『盛大な人生』より)

私たちは、少しつまずいただけで「自分はダメだ」と自分は価値のない人間だと思いがちです。しかし天風氏は、「自分の命をみすぼらしく考えるな」と叱ります。

私たちは「人の世の役に立つため」という尊い使命を持って生まれてきた。 その前提に立ち返り、自分の命の基準を高く持ちなさい、それが人生を大きく好転させると言うのです。

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合気道は宇宙と調和する武道

この世の中の役に立つという生き方は、まさに合気道が目指す姿です。

武道と聞くと、「相手を倒すこと」や「争いに勝つこと」を想像するかもしれません。しかし合気道は、争ったり、人を殺めるための武術ではありません。

この宇宙が調和で満たされているように、合気道は自他共に栄える「調和の道」を体現する武道です。

稽古において、相手と争わず、力でぶつかり合うことをしません。
相手をねじ伏せるのではなく、包み込みながら導いていく。

その技には、ひとつの美しい調和された世界が生まれます。

自分の価値に気づけば、相手を包み込める

自分の価値を低く考えると、心に余裕がなくなり、どうしても相手とぶつかる生き方になってしまいます。自分を守るために必死になり、他人の言葉に過敏に反応してしまうからです。

しかし、「自分は尊い価値ある存在だ」と命の基準を高く保つと、心に余裕が持てるようになります。批判や攻撃的な態度に反発するのではなく、合気道のようにそのまま優しく包み込んでしまえばいいのです。

今日の稽古

自信が持てなくなりそうなとき、自分にこう言い聞かせる。
「私には生きる価値があるんだ」

自分を卑下するのをやめ、目の前の相手と調和する。宇宙の真理と調和する。
今日も、争わず、ぶつからない稽古を実践していく。

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