仕事を待つのではなく、みずから渦をつくる

一日を終えたとき、

「今日も仕事に追われただけだった」と感じることはないでしょうか?

依頼に応え、締め切りを守り、

求められた役割はきちんと果たした。

それでもどこか、

手ごたえが薄い。

それは自分が仕事の”外側”に立っているからなのかもしれません。

 

「渦の中心」という発想

『京セラフィロソフィ』にこんな言葉があります。

必ず自分から積極的に仕事を求めて働きかけ、周囲にいる人々が自然に協力してくれるような状態にしていかなければなりません。これが「渦の中心で仕事をする」ということです。(稲盛和夫『京セラフィロソフィー』より)

この一節を読んだとき、私はちょっと身構えてしまいました。

中心に立つ。

自分から手を挙げる。

それはつまり、

さらに仕事を引き受けるということではないか。

ただでさえ忙しい。

目の前にタスクで精いっぱい。

 

身構えたのは疲れていたということものかもしれません。

けれど本当はそれだけではありませんでした。

仕事を受け入れるということは

矢面に立つということでもあります。

うまくいかなければ、自分の責任になる。

批判を真正面から受けるかもしれない。

その無意識の恐れのせいで腰が引けていたのだと思います。

 

みずから課題を設定する

それでも私は考えました。

「任されるのを待つのではなく、自分で課題を見つけてみよう」と。

仕事の仕組みを見直していくと、

改善すべき点が見えてきました。

誰かに指示されたわけではなく、

みずから提案をしていきました。

「会社としてこの仕組みを構築するとよいのではないか」

「この仕事の指揮・管理は私が進めていきます」

完璧な案でも、うまくいくことがわかっていたわけでもありません。

それでも課題を設定し、仕事を作り出す側に回った瞬間、

立ち位置が変わった感覚がありました。

 

不思議な変化

仕事は確かに増えました。

けれども以前のような消耗感はありません。

むしろ、内側から静かに力が湧いてくる、そんな感覚がありました。

やらされているのではなく、みずから流れを作っている。

その違いが、忙しさの質を変えたのだと思います。

渦の中心は、

仕事を抱え込む場所ではなく

流れを生み出す場所でした。

 

合気道に見る中心

合気道では中心を大切にします。

中心を失えば自分が崩れます。

中心が整っているとき、

相手の力は対立ではなく推進力へと変わります。

自分の位置はそのままでも

軸が回転すると

周囲に大きな影響を与えていくことができます。

 

仕事の中心となり、

静かに責任を引き受けてみる。

そこに立ったとき、

エネルギーが内側から湧いてくるのです。

 

日々の中で

中心とは、特別な役職の話ではありません。

今日一つ、みずから問いを立ててみましょう。

「この仕事をもっとよくできないだろうか」

「自分にできることはないか」

そして提案してみましょう。

その小さな提案が渦を生みます。

 

外側で翻弄される日々から、

内側で渦を生み出す日々へ。

エネルギーを消耗する日々から、

エネルギーが湧き出す日々へ。

その違いは想像以上に大きいものです。

 

本日の極意

中心とは立場ではない。

課題意識をもって、責任を引き受ける覚悟のことである。

 

 

これからもあなたの成長を応援していきます。

ともに学び成長し、幸せな人生を送っていきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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