「たいていはこうだ」という罠にハマっていませんか?
仕事で行き詰まった時、私たちはつい「普通はこうするよね」「他の会社もこうやっているから」と、世間の常識を正解にしてしまいがちです。
しかし、その「安易な常識」への依存が、実はあなたの成長や問題解決を妨げているとしたらどうでしょうか。
今日は、常識に頼らず「本質」で判断する稲盛和夫氏の経営哲学と、これまでの身体の常識を覆す合気道の稽古から、突破口の見つけ方をお話しします。
「本来どうあるべきか」で判断する
稲盛和夫氏は、常識に頼ることの危うさをこう指摘しています。
われわれは、いわゆる経営の常識というものに頼ることはしません。「たいていの会社ではこうだから」という常識に頼って安易な判断をしてはなりません。
組織にしても、財務にしても、利益の配分にしても、本来どうあるべきなのか、ものの本質に基づいて判断していれば、外国においても、また、いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況にあっても、判断を誤ることはありません。
(稲盛和夫『京セラフィロソフィ』より)
稲盛氏が貫いたのは「人間として何が正しいのか」という究極にシンプルな原理原則です。
前例や常識を捨て、ものの本質に立ち返る。
それが、どんなに変化の激しい時代でも判断を誤らない唯一の道だというのです。
|
価格:2640円 |
「これまでの身体の使いかた」が通用しない場所
合気道の稽古を始めると、まず直面するのが「これまでの自分の常識」が全く通用しないという衝撃です。
一般的には相手を投げるときはこうやって身体を動かせば投げ飛ばせるとか、後ろを振り向くときにはこうやって足腰を動かせば振り向けるといった、これまで生きてきた中で身につけた動きというものがあります。
しかし、合気道の身体の使い方はそれとはまったく違います。
投げるのではなく膝を緩めて体重で相手を下に崩す。
ぐるっと回るのではなく、直線的な足さばきをしたうえで母指球を軸に素早く小さく回転する。
普段の生活では絶対にしないような身体の動きのため、最初はまったく身体が言うことをききません。 これまでの自分の常識と違いすぎて、なかなか身体で覚えることができないのです。
上達のためには、一度「今までの自分」を脱ぎ捨てるしかありません。
常識を脱ぎ捨て、原理原則に身を置く
仕事も武道も同じです。
「普通はこうする」という思い込みが、本質を見る目を曇らせます。
もし今、あなたが何かの困難にぶつかっているなら、一度その「常識」を疑ってみてください。
「この仕事の本来の目的は何だろう?」
「人間として正しい振る舞いはどちらだろう?」
そう問い直すことは、合気道で不慣れな体さばきを必死に覚える稽古と同じです。
最初は違和感があるかもしれません。
しかし、その「常識の枠」を超えた先に、どんな状況でも判断を誤ることがない、力強いあなたの姿があることでしょう。
今日の稽古
何かの判断を迫られたら、一呼吸置いてこう考えてみてください。
「普通はこうする」ではなく、「本来どうあるべきか」と。
これまでの自分のやり方にしがみつかず、素直に原理原則(型)に従う。
常識という殻を破り、本質を掴もうとするあなたの挑戦を、私は心から応援します。
不器用でもいい。
これからも一緒に、この深い「原理原則の稽古」を続けていきましょう。
|
価格:2640円 |


コメント