自分のサービスに値段をつけるとき、つい「もっと取れるかも」と欲が出たり、逆に「申し訳ない」と安売りしたりしていませんか?
経営も武道も、自分だけが勝つ、自分だけが負けるといったやり方では、長く続きません。
今日は、稲盛和夫氏が説く「値決め」の本質と、合気道の稽古で大切な「ともに高めあう精神」についてお話しします。
ビジネスにおいても人間関係においても、お互いを最高に輝かせるポイントを見出すヒントが見つかるはずです。
稲盛和夫が説く「値決めは経営」
稲盛和夫氏は、経営の命運を分ける値決めについてこのように述べています。
経営の使命を制するのは値決めです。
(中略)
自分の製品の価値を正確に認識した上で、量と利幅との積が極大値になる一点を求めることです。その点はまた、お客様にとっても京セラにとっても、共にハッピーである値でなければなりません。
(稲盛和夫『京セラフィロソフィ』より)
自分勝手な高値でもなく、自己犠牲的な安値でもない。
製品の価値の最高点を考え抜き、お客様も「この価値なら喜んで払いたい」と納得する、極限の「一点」を求める。
稲盛氏は、その調和点をズバリ射抜くことが経営の本質であると説いています。
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合気道の「調和」。相手を痛めては稽古は成立しない
この「ともにハッピーとなる一点」を求める感覚は、合気道の稽古でも磨かれます。
合気道の稽古では、相手を痛めつけてはいけません。
もし強引に技を極めて相手にケガを負わせてしまえば、一緒に稽古をすることはできなくなります。
相手の受け身のレベルに合わせ、スピードや強さを絶妙に加減する。それは「手加減」という妥協ではなく、「相手とともに成長するための調和」です。
武道は、単に相手を倒す術ではありません。
人格形成の道として、自分の技術を上げるだけではなく相手の成長をも導く。ともに学び合い、自分も相手も生かされる「どちらもハッピー」となる状態を、稽古で求められるのです。
「一点」を見極め、ともに繁栄する道を歩む
ビジネスも同じです。
売り手が製品の価値以上に値段を高くすれば買い手は離れ、安すぎれば売り手が苦しむ。
稲盛氏の言う「極大値の一点」とは、合気道で相手をケガさせず、かつ自分も技を出し切れる最高点を探すのと同じ感覚です。
「自分の価値を正しく認識し、相手の喜びも同時に最大化する」
この真剣勝負の「模索する稽古」を繰り返すことで、あなたの仕事は傲慢や卑屈から脱して、マーケットから真に求められ続ける存在価値を放つようになります。それによってお互いの繁栄への道が開けていくのです。
今日の稽古
今日、誰かと会うときに、こう自分に問いかける。
「ともにハッピーとなる一点は何だろうか?」
これからも一緒に、自分も相手も輝かせる「お互いを生かしあう」稽古を続けていきましょう。
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